12月8日に、青梅市の武州工業株式会社で、ワークショップを行い、

 

「BIMMSの導入 その前に!」と題して講演を行いました。

 

武州工業は、主に車や医療機器用のパイプ・板金加工部品を製造している会社ですが、
「BIMMS」というIoT技術を活用した独自のシステムで、生産・経営の効率化を行っている会社として
幅広く知られています。
「第7回日本で一番大切にしたい会社大賞」の受賞企業でも有ります。

東京会社ハッケン伝 武州工業株式会社 (東京都産業労働局)
 ◎中小ものづくり企業IoT等活用事例概要資料 (2017年3月 経済産業省関東経済産業局)
 ◎中小工場のIoT化最前線:3~稼働状況も職員の体調も見える (2017年1月 exiteニュース)

そして、他の中小企業にもこの成果を提供しようと言う事で、社内に「武州庵」と言うオープンな教育活動施設を設けています。
今回その「武州庵」にて、関東経済産業局・TAMA協会が行う”総合情報管理システム普及促進事業”の一環としてのIoT活用ワークショップを行なわれ、IoT活用に関しても普及を検討している私が依頼を受けて講演を行いました。


セミナーは、中小ものづくり企業の方や、IoT導入で企業の改善を提案するコンサルタントの方など10数名が参加しました。 前半は私の講演、後半は、BIMMSを導入にあたっての肝な部分を、武州工業の林社長様や開発導入責任者の町田チーフエンジニアにも参加していただいて、パネルディスカッション形式で意見交換を行いました。

 

 

BIMMSに限らず、生産現場・社内業務のIT化では、単にツールを導入するだけでは充分な効果は得られません。
導入に当たって使いこなせるように、前準備が必要になります。

 

講演では、実際に「BIMMS」を導入するためには、どのような状態になっていると良いのか? その状態になる為にはどのような事を行えば良いのか? についてお話をさせていただきました。
また、BIMMSの導入へ向けての段階を診断できる「BIMMS導入簡易チェックシート」についても説明させていただきました。

パネルディスカッションでは、導入に当たって、「何を改善したら、生産・会社業務が改善するのか?」を把握し、優先順位をつけて、ステップバイステップで進めていく事が重要との意見が出されました。

また、林社長、町田チーフエンジニアより、“BIMMSの真髄は、人に焦点を当てたシステム導入による会社業務効率化”であり、“社長の想いの伝達”=”社員のベクトルの共有”が重要であるとのお話を伺うことが出来ました。

この、「デジタルイノベーションハブ in 武州庵」は来年2月まで開催されます。
今後も、参加を続けて、BIMMS、ひいてはIoTの導入活用による企業の業務改善の一つの手法として、理解を進めて他の企業へも提案できるようにして行きたいと思います。

 [講演資料・「BIMMS導入簡易チェックシート」のダウンロードはこちら]