さて、先日有るセミナーに参加してきました。
そのセミナーでは、プレスリリースやTV出演などの
メディア露出に関するものでした。

私も、支援企業様の製品などの
販売促進を支援する中で、
メディアを上手く使っていかなければと
思っているので、受講してきました。
セミナーの講師の方が、一番強調していたのが、

「TV出演が目的になってはいけない。
あくまで、ビジネスの発展に”活用する”ことだ」

でした。

TVを初め、メディアは影響力がとても大きいです。
TVにでれば、飲食店などはドッとお客さんが殺到します。

でも、90%は一過性で終わってしまうそうです。
一週間もすると、元にもどるとのこと。
なぜ、そうなるか?

「メディアに出ることが目的になってしまっているから」
「メディアに出た後の準備をしていないから」

だそうです。

飲食店ではドッと来たお客様の80%は、
一回だけで二度と来ないそうです。
何を準備すれば良いか?

一度来たお客様に、2度目に来てもらうための、
“仕掛け”を準備しておかないといけないのです。

例えば、「ポイントカード」ですね。
また、メールアドレス・電話番号・住所などの
コンタクト先を取って、
メルマガや、キャンペーンなどの情報を
送れるようにすることなどです。

いわゆる“リスト取り”です。
リストを取るための準備が必要なんですね。
表を作ったり、店員に”リストに記入してもらう”ことを
徹底したり・・・。
そして、そのリストをどう活かすかを、
充分に検討して準備しておくことが必要だと言うことです。
これは何もTV出演に限ったことでは有りません。
例として展示会です。
展示会では良くその結果として、
名刺やアンケート、訪問者数が問われます。

でも、名刺を集めるのが”展示会の目的”でしょうか?
沢山の名刺を集めて満足しては
いけないのでは無いでしょうか?

如何に商談・ビジネスに繋がる名刺を集め、
契約・購入に繋がるように活用することが、
重要なのです。

そのため、集めた名刺(コンタクト情報)をどう使うか
予め戦略として決めておく必要が有ります。


また、私もセミナーを行いますが、
セミナーの集客で満足していてはいけないのです。
例え集客が少なくても、”目的”に合致した
参加者を得られれば良く、
逆に”目的”のためにセミナーの内容や
その後の行動が重要なのです。


支援している商店街では、
昨年有るイベントを行いました。
かなり評判は良く、東京都の部局や
ローカルのメディアなどが取材に来ました。
参加者も”とても良いですね”との感想でした。

でも、結局商店街への来訪客数は変わらなかったのです。

今年も同じイベントを行うのですが、
今年は
“来訪客数を増やす”ための告知・宣伝方法と、
“お客様をお店に導きいれる方策”を
取りましょうと言うことにしています。
皆さんも、ビジネスの中でいろいろなイベントを
行う、或いは参加していると思いますが、

「手段」が「目的」にならないように、

して下さい。

イベントをどう活かすか、
イベントの後の行動をしっかりと考えてください。