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「電子回路設計・電子機器開発へのVE適用は難しいと思っていませんか?
実は、電子回路設計の考え方・手順は、VEと非常に親和性が高いのです。
その為、一度、身に付けてしまえば、他の分野へのVE適用と同じように、大きな効果が得られます。
その為には、回路設計へのVE導入のネックの大きな理由の一つである、
「回路設計者のVEに対する理解」が必要になります。
電子回路設計へのVE適用が難しいと言われる理由には、
- 下位の構成要素が、市販部品で制約されてしまう
- 設計の手法が、どうしても部品からのBottom upになってしまう
- さまざまな技術要素が関係し、アイディアの比較評価が難しい
- 他社などの情報が少なく、どう進めて良いか・理解して良いか判らない
などが有ります。
本講座では、そのうち”市販部品の制約”、”設計手法”に着目し、
実は”電子回路設計とVEの手法は、とても親和性が高く、
回路設計者も理解しやすいことを
VEの基本である
- 機能表現
- 目的-手段の関係
- 機能系統図
を電子回路でのワークを通して説明しながら、示していきます。
これにより、回路設計者もVE的思考、VE的手法を理解する事ができ、
電子回路設計へのVE推進の壁を取り払うきっかけとなって、
価値向上・コストダウンに大きな効果を得られるようになります。
【本講座の目的】
- 回路設計者に、その設計手順とVEの考え方の親和性を、具体的な回路を用いて理解してもらう
- 回路設計にVEを適用するための障害を排除し、回路設計分野でのVEを推進する下地を作る
【本講座を受講後に出来る事】
- 部品の機能表現ができるようになる
- 回路全体を機能で考える事ができる
- 簡単な機能系統図を理解し、作成する事ができる
- 回路の設計手法にVEの考え方を取り入れる事ができる
【本講座の受講をお勧めする方】
- VE適用を要求されているが、自分の設計手法にVEをどの様に取り入れて良いか判らない回路設計者
- 回路設計分野にもVEを適用して大きな価値向上・コストダウンをしたいVE推進担当者・回路設計部署管理者
- ワークには回路設計の知識が必要ですが、手順・内容はVEの知識・経験が有れば理解でき、回路設計への適用のきっかけを掴む事が出来ます。
- ※ VE推進担当者と回路設計者のペアでの受講をお勧めします。
- 回路設計者がどのようにVEを捕らえたか、理解したかを知る事ができ、その後のVE導入がスムーズに行えるようになります。
【本講座の特徴】
- 具体的回路を使用したワークで、実践のイメージが掴める
- 回路設計の豊富な経験とVEの深い理解を兼ね備えた講師の説明により、相互のつながり・考え方の橋渡しが理解できる
- 定員8名の少人数で、密なコミュニケーションで理解が深まる
- 今回は、初回開催に付き参加費割引! 通常20,000円 → 今回5,000円
【講座内容】
- VEの概要と電子回路設計
- VEからみた電子回路設計の特徴を明確にし、なぜ電子回路のVE適用が難しいと言われるのかを考えます。
- そのあと、VEの原則、”目的-手段”の関係、機能系統図など重要な項目の電子回路設計との関係、位置付けを示します。
- 電子部品の機能表現 (グループワーク有り)
- 電子回路での VEの機能表現について、具体的な回路をサンプルにして、各部品の機能表現を行います。
- これにより、VEの機能表現とはどの様なものか? 回路ではどの様な表現になるのかを掴む事ができ、VE理解のきっかけとなります。
- 部品境界と機能表現 (グループワーク有り)
- 市販部品の制限を大きく受ける電子回路設計で、”機能”本位の思考になる為のコツを掴んで頂きます。
- 回路設計の手法とVEの機能展開 (グループワーク有り)
- 部品からのBottom upになりがちな回路設計手法とVEの機能展開の親和性について説明します。
- その上で、具体的な回路について、”目的-手段”の関係から、”機能系統図”を作成し、より上位機能での思考、上位から下位への機能展開のイメージを作って頂きます。
- Q&A、質疑応答
注) 講座内容は、変更される可能性が有ります。
【概要】
- 日時:9月20日(水) 13:30~17:30
- 場所:千代田プラットフォームスクエア B1F Room005
- 東京都千代田区神田錦町3-21
- 定員: 8名
- 受講料:
15,000円/名→ 初回開催に付き 5,000円/名 - 受講特典: 通常90分5万円の初回診断を無料で提供!
- VE(価値工学:バリューエンジニアリング)
- 製品やサービスを、”機能”の面から捉えて、抜本的な価値の向上やコストダウンに繋げる手法
- Wikipedia バリューエンジニアリング
- 日本VE協会