東京国際フォーラムで開催された

「第4回 町工場見本市 2018」

に参加しました。

コンサルティングしている企業が出展するので、
その準備のお手伝いと、ブースでの説明の補助のためです。

なんといっても、人手が無く、社長一人では・・・なので。

時々、展示会に行くのですが、このような展示会は
アピールの場の少ない、アピールの仕方が充分で無い、
中小企業にとってのビジネスマッチングの場として
非常に良いと思っています。

(特に、公的機関が主催する展示会は、出展料が格安です。)

今回もそんな思いで出展し、逆に他の出展企業の様子を拝見しました。

今回の出展は、葛飾区を中心とした下町の中小企業約70社。

東京理科大出展のパワースーツを 着用。

いつもと同じように、卓越した技術で生き抜こうとしている、
中小企業のたくましさを感じました。

そのごくごく一部。

〇卓越した金属加工技術で2年掛けて開発した液ダレしないノズル。
余りに性能が良すぎて信用してもらえず、
販売が拡大するのに10年を要した企業。
現在は、多くの化粧品メーカーのラインで使用されているとのこと。

〇ダンボールのスペシャリストが、
災害時の避難所での睡眠のために、ダンボールでの枕を開発。
少しでも快適に睡眠が取れるようにとの願いから。

→実際に、寝て使ってみましたが、結構柔らかく、ダンボールとは思えなかった。

(因みに上記2社は、29年度葛飾ブランドの認定を受けている)

 

〇駅の発車ベルを無線化することで、構内配線やレイアウト変更時の
工事コストを大幅に削減。
一部鉄道会社の主要駅に設置されている。

パワースーツ。 まだまだ無骨なまま

これらの企業様のお話を聞いていて感じたのは、

◎何事も、先入観を持たず、事実確認を冷静におこなう事が必要。
→10年掛からずに、液ダレしないノズルを使って作業効率向上・コストダウンを
する事が出来たはず

◎大手企業を如何に顧客にするか、そのきっかけを持つか・捉えるかがとても重要

などでしょうか。

これらの中小企業の技術・意欲を、大手企業がしっかりと受け止め・使う・売れる形にしていくのが必要なのだが、
大手自身が元気が無い状況では、やはり自ら切り開いていく事が求められるのだろう。