少し前になりますが、2月16日の第49回関西VE大会に
参加してきました。
前日と翌日の予定の関係で日帰りとなり、
お好み焼き、たこ焼きも堪能できず、
お土産として551の豚まんだけになったのが残念でした。
さて、この大会のテーマは「原価企画とVE」でした。
私も原価企画はとても気になっていたので、
とてもタイムリーなテーマでした。
最初の基調講演は秋の全国大会に続き田中先生、
タイトルは
「原価企画のための
開発購買の考え方と進め方」
講演を聴いていて、内容はもちろんですが、
無駄の無いスライドの構成に恐れ入りました。
手元のハンドアウトは、ほぼ全ページに、
先生の言葉からの”気づき”のメモがびっしりになりました。
スライド一枚一枚に”その目的”がしっかりと
練りこまれていると感じました。
内容での気づきを言葉だけ挙げてみると、
○「原価を知り、原価を変えられる」
○コンセプト定義・製品企画が重要
○ValueNetwork,ユーザーの研究が必要
○ベネフィット創造の志向
○開発設計者欲する情報
→本気で求めているのか?
→本気で目標達成したいのか?
でしょうか。
原価企画は、より上流での活動が効果的と言うことなので、
私も製品コンセプト・企画段階で
コンサルティングすることも多いので、
原価企画をより詳しく学んで行こうと思いました。
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この後の事例発表の中では、
三菱電機三田製作所のVE活動がとても興味がありました。
こちらのVE対象は電子回路だったのと、
「一図面VE」という簡略化したVEプロセスを行っているからです。
電子回路のVEは難しいと言われている中で、
大手でVE活動が盛んな三菱電機がどのように
実践しているかは、とても気になっていました。
お話では、回路の部品の一つ一つを機能定義し、
コストを配分して、機能別コストを算出して、
対象分野を決め、代替案を考えていると言うものでした。
有る意味、VEの手順を忠実に行っています。
肝としては、部品によっては複数の機能を持っているので、
それらの配分の按配なのかと思いました。
また、具体化の際に、実現手段としての部品の選定の
制約との兼ね合いをどのように付けているのか、
付けていく手順が気になりました。
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とても有意義で日帰りでも参加して良かったと思いました。
大会後の懇親会では、多くの諸先輩方・企業の方々と、
お話をする事が出来たのもとても有意義でした。